皆さんこんにちは!
JR伊丹駅から徒歩7分のサンロード商店街の中にある、みやび鍼灸整骨院伊丹院の院長をしております小嶋です!!
今回はお灸についてお話ししたいと思います。
○お灸の原料
お灸が何でできているかご存じでしょうか?実はお灸の原料はヨモギなんです!!
ヨモギの葉の絨毛を乾燥させて加工したものをモグサとして使用します。
モグサを燃やした時の独特な香りは、ヨモギに含まれるシネオールという成分が燃焼した時の香りで、この成分はローズマリーなどの葉にも含まれており、さわやかですっきりとした芳香を持つためリラックス効果も期待できます。
○ お灸は熱い方が良い?
お灸は熱いのでは?と思っている方も多いと思います。
昔は悪いことをするとお灸をすえるということが実際にあったようで、お仕置きのようなイメージがあるかもしれません。
昔は火傷(やけど)を故意につくり、化膿させて膿を出すという方法が多く用いられてきました。
この方法では皮膚に灸の痕(火傷)ができてしまうため、現在ではあまり使われていません。
意図的に火傷をつくることで身体を巡る血液中のさまざまな物質が活性化したり、免疫機能に作用するとされています。
現在では火傷の痕を残さなくても、症状に合ったツボに適切な刺激量でお灸を据えることで、心地良い温かさでしっかりと効果を出すことが可能です。
○お灸の効果
①温熱効果
いちばんわかりやすいお灸の効果は体が温まるため血行が良くなるということです。
②ツボを刺激して内臓に作用する
東洋医学では体の表面と内臓を結び、情報を伝達するツボがあり、それがいくつか繋がって経絡となります。
内臓の異常などはツボに現れ、それぞれに作用があるので、そのツボにお灸の温熱刺激を与えることによって内臓の状態を整えます。
③免疫系を調整する
お灸には「免疫力を高める」効果があるとよく言われますが、高めるだけでなく、免疫系が亢進しているような症状には抑制に作用することがわかっています。つまり、「免疫力を調整する」作用があると考えられます。
④鎮痛、リラックス効果
モグサの有効成分であるシネオールという成分は鎮静・鎮痛作用などがあります。
お灸をすることによって、この成分が皮膚の表面から内部に浸透し、痛みを和らげるなどの効果が期待できます。
モグサを燃やした際にでる煙にも含まれており、モグサの匂いにもリラックス効果があります。
○どのような症状に効果がある?
お灸は冷え、むくみ、便秘、生理痛、不眠など様々な症状に効果が期待できます。
〜例えば冷え性の場合〜
冷えというのは体が十分に熱を作れなかったり、熱を体のすみずみにまでうまく送り届けられない状態のことです。
私たちの体は季節や状況に合わせて体温調整を行っています。
ところが、例えば夏はエアコン等の影響で外気温と室内は10℃以上も温度差があったり、冬でも暖かい室内で冷たい物をとったりして内側から冷やしたり負担をかけ続け、体が自然に体温調節する力=自律神経の乱れを引き起こすことになって冷えが進行してしまいます。
そこで、血の巡りを良くするツボ、自律神経を整えるツボ等にお灸を行い、しっかりと自分の力で熱を作り、体の隅々まで送り届けられる状態を作っていきます。
お灸は継続的に行うことで、体質改善が期待できます。
即効性よりは継続することで自然治癒力が高まり、徐々に長い持続効果を得ることができるということになります。
もともと人間の身体には自然治癒力が備わっていますが、お灸の最大のメリットは、体にあまり負担をかけずにその自然治癒力を高めることができるという点です。
皆さんも何かお困りの症状があったり、体質改善に興味がありましたら、ぜひ一度ご相談ください!
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