皆さんこんにちは!
JR伊丹駅から徒歩7分のサンロード商店街の中にある、みやび鍼灸整骨院伊丹院の院長をしております小嶋です!!
今回は『腱鞘炎と鍼灸』についてお話しします。
腱鞘炎とは?
腱鞘炎とは、骨と筋肉をつないでいる“腱”と腱を包む“腱鞘”と呼ばれる組織に摩擦が生じることによって炎症が生じる病気のことです。
腱や腱鞘は全身のさまざまな部位に存在していますが、動きの多い手首や指に発症することが多いです。
代表的なものでは、手首の母指(親指)側にある腱鞘に発症する“ドケルバン病”、指の腱鞘に発症する“ばね指”などが挙げられます。
腱鞘炎を発症すると、指や手首に痛みが生じるだけでなく、腱鞘が腫れて狭窄する(狭くなる)ため、腱のスムーズな動きが妨げられて手首や指の動きが悪くなることもあります。
また、周辺の神経を刺激することでしびれが走ることもあります。
○原因
腱鞘炎の原因は、簡単にいうと手首や指の使い過ぎによるものです。手首や指を酷使することで腱と腱鞘に過剰な摩擦が起きて炎症が引き起こされます。そのため、腱鞘炎は主にパソコンのキーボードやマウス操作などで反復的な動きを長時間する作業やピアノ演奏など、指と手首を長時間動かす作業を日常的に行っている人、何かを強く握って行うスポーツをしている人などが発症しやすいとされており、近年では長時間のスマホ操作も腱鞘炎のリスクを高める要因であるとされています。
また、腱鞘炎は手首や指を酷使していない場合にもよく見られ、加齢に伴い腱鞘が硬くなることや更年期の女性や妊産婦に多いため、女性ホルモンのバランスの変化なども発症に関与しているのではないかと考えられています。
○症状
腱鞘炎を発症すると、炎症が生じた腱鞘の周囲に痛み、腫れ、発赤などが現れます。また、腱鞘が腫れることで腱がスムーズに動かなくなり、腱がつながっている指の動きが悪くなるのも特徴です。
◇主に親指の使い過ぎで起こる「ドケルバン病」(狭窄性腱鞘炎)
ドケルバン病は、親指を伸ばしたり広げたりする働きをする腱が、それらを包んでいる腱鞘との間に炎症を起こして発症する腱鞘炎です。手の甲に腫れや痛みが起こり、また親指を曲げたり広げたりすると、手首が痛みます。
◇親指だけではない「ばね指」(弾発指)
ばね指は、指の曲げ伸ばしの際にばねのような引っ掛かりが生じる「ばね現象」と呼ばれる症状です。指の曲げ伸ばしをするための腱と、腱の浮き上がりを押さえるトンネル状の「腱鞘」の間で炎症が起こって発症する腱鞘炎の症状で、手のひら側の親指や人差し指、中指の付け根などが痛むことがあります。
また、炎症が悪化すると周囲を走行する神経に刺激を与えて痛みの原因になることもあります。
鍼灸治療でできること
腱鞘炎は手の使い過ぎだけではなく、首や肩こりからくることが多いです。
そのため、鍼灸の施術では指や手首を動かす筋肉の緊張を緩めるのはもちろん、首や肩のこりを緩和し、血流を促すことで、硬くなった筋肉により圧迫された神経を解放し、手や手首の負担を減らしていきます。
また、首や肩の緊張が緩和されることで指や手首の可動域も拡がっていくことが期待されます。
腱鞘炎は妊娠中または産後の女性や更年期の女性に起こることもあり、女性ホルモンの濃度の変化により筋組織が弛緩した状態になるため、筋に負荷がかかりやすくなることで腱鞘炎が発症すると考えられています。
その可能性が考えられる場合は、東洋医学的な施術も加えていきます。
その他、日々どのようにして症状が出ている部位に負担がかかっているかを探り、そちらからもアプローチしていきます。
できれば、初期の段階で施術を行うのがいちばんですが、今まで様々な治療や色んなことをしてみたけれど、なかなか症状が改善されなかったという場合も、鍼灸治療で改善できる可能性があるかもしれません。
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