皆さんこんにちは!!
新年度になり、もうすぐ1ヶ月が経とうとしますが、心身共に調子はいかがでしょうか?
体調を崩したりはしていませんか??
今回は『生理痛』についてお話します。
生理の直前から生理中にかけて子宮が収縮するために起きる、下腹部や腰の痛みのことを生理痛と言います。
頭痛、腹痛、胃痛、吐き気、めまいなどを伴うこともあります。これらの症状の主な原因はプロスタグランジンという発痛物質で、子宮を収縮させ経血を排出するために分泌されます。プロスタグランジンの分泌量が多い人は必要以上に子宮が収縮してしまい、生理痛が強くなります。
また、プロスタグランジンは痛みや炎症を起こす物質のため、頭痛や肩こりなど生理痛以外の症状も合わせて引き起こす可能性があります。
生理痛は様々な要因によって症状が強まることがあり、日常生活に支障をきたすほど強い場合を「月経困難症」と呼んでいます。
原因として子宮筋腫・子宮内膜症・子宮形態異常などの病気が関与しているものを器質性(続発性)月経困難症、子宮などに特別な病因が見当たらないものを機能性(原発性)月経困難症と分類しますが、過半数が機能性月経困難症です。
機能性月経困難症は、プロスタグランジンの過剰産生などが原因とされており、不安感や精神的不安定、生活上の不摂生などが症状を強めている場合も多く見られます。
○血行不良や冷え
下半身の冷えは骨盤内の血行を悪くし、生理痛を強くする要因となります。 長時間のデスクワークやからだの締め付けも血行不良につながり、生理痛の悪化の原因となります。
○精神的・身体的ストレス
ストレスは、ホルモンや自律神経のバランスを崩し、血行を悪くなり、痛みを強めます。また体温調節の機能なども低下させるので、冷えが起こりやすくなります。
○東洋医学での考え方・鍼灸治療
東洋医学では生理痛を「痛経」または「経行腹痛」と言い、生理中またはその前後に周期的に起こる下腹部や腰部の疼痛のことを指します。
東洋医学では簡単に以下のような分類をします。
①ストレスなどにより、気の巡りが停滞して血行不良となる。
②体内に余分な水分と熱が一滞ることでドロドロとした血となり、血の流れが停滞しやすくなる。
③冷えにより血の巡りが滞り、痛みが起きやすくなる。
全体の症状をみて、どこの不調が生理痛の原因となっているかを見極め、それに対して正常な状態に戻す治療を行います。
③のように冷えが原因の場合、体を温め冷えを取り除くことで血流を改善し、生理痛を緩和します。
また①のようにイライラしたり、ストレスが大きく関わっているような場合は、「肝」という臓腑を整え、気の流れをよくすることによって、精神的に安定させ血流を改善していきます。
人によって体質や生理痛の原因が異なるため、それぞれの体質や原因にあわせて使用するツボを選び、治療を行います。
○施術を受けていただくにあたって
まずは、ご自分の月経周期や症状を記録していただき、きちんと知ることから始めます。
問診を行い、病院での受診が必要な場合はお伝えします。
基本的には子宮などに特別な病因が見当たらない機能性月経困難症が鍼灸治療の適応となりますが、すでに病院で診断を受けている場合はご相談下さい。
生理痛を改善するということは、体質を変えていくということになるので、ある程度期間は必要ですが、女性の一生に関わるものと言っても過言ではないと思いますので、早めの対処をおすすめします。
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